所沢の自然と農業           活動報告          ところざわ倶楽部


新緑の狭山湖畔を歩く

2018 04 21 記 稲村 洋二



我がサークル「所沢の自然と農業」の年間の活動計画の中に、会員の親睦と健康維持のために数回の野・山歩きを

計画しています。本年度1回目として、新緑あふれる狭山湖畔の野山北公園から六道山までの変化に富んだコース

を4月12日(木)の快晴で汗ばむ日に12名が参加して実行しました。他称Nature Guide 役の渡部昇さん(16

期)、野の花博士の別称を持つ川口秀子さん(14期)を案内役として新緑輝く林間の道を歩きました。この時期の

里山は、桜、カタクリの花は終わりそれに代わって多くの野の花が咲きはじめています。チゴユリ、スミレ、ヤマ

ブキ、いかりそう、シャガ、山つつじ、ふたりしずかカンアオイ、紫ケマンなど覚えるのが大変ですが、すこし歩

いては止まり、歩いては止まりなかなか前に進みませんが花博士の川口さんの解説を受けながらゆっくりと歩きま

した。


   
野山北・六地蔵にて


その昔、村人を疫病から守るために建てられた「六地蔵」で記念撮影をし、「六地蔵」の下にある管理事務所で休

憩をとった時、メンバーの一人鴨田さんがいないのに気が付きしばらくの間皆で手分けして探しましたが見つかり

ません。また、誰も鴨田さんの携帯番号をしりません。皆で話し合った結果、鴨田さんも行く先はわかっているは

ずなので昼食予定の六道山まで行こうと決め、赤坂谷戸経由の道を登り猿久保経由で六道山まで歩きました。歩い

た稜線の道は大変気持ちの良いみちで木漏れ日をあびたシャガの花が一面に咲いていました。



   


六道山公園は桜で有名ですが、桜はすべて葉桜にかわり、展望台で見る景色は遠くは春霞で良く見えませんでした

が、新緑を上から眺める形となりやわらかい緑が波打っているように見えました。

と、そこに見た顔があらわれました。にこにこ笑顔の鴨田さんです。途中寄り道していたとのことで、六道山に行

けば会えるだろうと思いつつ急いで歩いたとのことでした。遭難騒ぎの顛末です。帰りは、尾引山遊歩道経由で里

山民家まで下り、里山民家で座敷に上がり一休憩後バス亭まで行き東大和駅前でビールで乾杯。第一回目の野・山

歩きは無事終了しました。


   
里山民家にて

新緑の里山は本当に美しいですね。我々のサークルは里山を楽しむと同時に里山を守る活動をしています。その中

には耕作放棄地を借りての野菜つくり(市民大学ファーム)、江戸農法の伝統を守る農家の支援(里山の落ち葉掃

き)、雑木林公園の維持・保全活動(カルチャーパーク)、年2回長野のリンゴ農家の支援が活動の柱となってい

ます。

皆さん、新緑のこの時期、是非近くの雑木林に出かけて下さい。そこには国木田独歩の「武蔵野」の風景がありま

すよ。!!