葵 の 会                活動報告           ところざわ倶楽部

『竹取物語』を読んでいます
2017 3 12 記  島川 謙二



 「葵の会」で2月から予定していた小川達雄先生による『論語』は、先生が体調を崩されたため先生にご推薦い

ただいた及川道之秋草短大教授に『竹取物語』を2月から6月まで5回、講義いた
だくことになりました。小川先

生のピンチヒッターとして急遽、講義を引き受けられたことに会員
一同たいへん感謝しています。「葵の会」会員

のほか一般の市民の方が3名参加されています。

 及川先生は小川先生が釜石南高校教諭のとき、高校1年生で古文の授業を1年間受けたそうで、小川先生の授業

は一人一人指して厳しかったそうです。所沢の図書館の会合で何十年ぶりかにお会いして驚いたことなど自己紹介

されました。



▼竹取物語とは

 『竹取物語』は、かぐや姫の話で親しまれていますが、「今は昔、竹取の翁といふものありけり」で始まり、翁

によって光り輝く竹の中から見出され、育てられた「かぐや姫」をめぐる話です。


 『源氏物語』にも取り上げられている「かな文字」で書かれた日本最古の物語で、9世紀後半から10世紀の平安

時代に成立しました。




かぐや姫をかごに入れて育てる翁夫妻。17世紀末(江戸時代後期)
(竹取物語 メトロポリタン美術館蔵)

 及川先生は「竹取物語」の講義では、「けり」と「し」の意味のちがいについて丁寧に説明されたり、平安時代

に女性の顔を見るチャンスは少ないので、「見る」ことは「結婚する」ことにつながっ
たこと、「呼ばふ」ことは

「呼びつづける」ことから「結婚する」ことへ、さらに「よばひ」へ・・・
など興味深い話をされました。

 小川先生が用意された「源氏物語」の資料についても言及され、昭和13年に橘純一氏が文部省が小学甲の教科

書に「源氏物語」を掲載したのはけしからんという論文について、時代に応じて
状況は変わっていくのだからと批

判されるとともに、文化、表現の大切さを話されました。


 これからも平安朝の古典文学をたのしみたいと思っています。



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