▼3月31日(木)晴天 参加者 15名(仲山広報部長特別参加)
昨年春の「神楽坂。九段 文学散歩と千鳥ヶ淵花見」、昨年秋の「田端文士村と巣鴨、染井霊園散策」につづき、今回は「高田
馬場・早稲田文学散歩と神田川花見」です。
東京メトロ・早稲田で下車。今年は夏目漱石生誕150年で「夏目漱石生誕の地」から「夏目坂」、夏目家隣の小倉屋」へ
。小倉屋は堀部安兵衛が高田馬場で敵を討つ時(1694年) 、枡酒を飲んで行った酒屋で、「枡」の写真が飾ってありまし
た。花見に欠かせない日本酒「夏目家」(製造は東村山の豊島酒造でした)を購入して、早稲田大学へ向かいます。
早稲田大学はサークルの新入生を勧誘する激しい呼び込みが行われていました。
50数年前を思い出した会員もいたようです。チアガール部の若い女子大生と写真撮って喜んでいる人もいました。
チアガールと一緒に |
▼会津八一記念博物館は1998年に開館。私は彼の故郷新潟の会津記念館に出かけたことがあります。東洋美術史の研究者
であり歌人、書家、早稲田大学教授でもありました。入口の八角の大扉の透彫りも良かったですね。
大隈記念室で大隈重信の緋色のガウンも見ました。さらに坪内逍遥の記念博物館へ。1928年にイギリス・ルネサンス初期
(16世紀)の建築様式で、坪内逍遥の発案でシェイクスピア時代の劇場「フォーチュン座」を模したといいます。能、歌舞
伎や映画全盛時代のポスターなど興味深かったです。
▼甘泉園公園を通って神田川沿いのほぼ満開の見事な桜をたのしみながら音羽へ。
昼食は健康的な玄米入り魚料理とコーヒーで一休み。
近くの「野間記念館」構内に入ると『池田さぁーん!』という声。池田会長のかつての職場の若い女性だとか・・・。
副館長も登場。結局、「特別料金」で入場できました。池田さんの人徳のおかげです。
野間記念館前で |
「無幻の世界へ 郷愁の世界へ 村上豊展」を観賞。墨画だそうです。
▼東京カテドラル大聖堂へ。丹下健三の作品。中は思った以上に広く、自然光がやわらかな雰囲気をかもしだしています。
外人客も。
ルルドの洞窟で祈りをささげて、ホテル椿山荘へ。庭園を散策し、細川家の屋敷跡の一隅の「永青文庫」へ。細川家の貴重な
所蔵品、美術工芸品を静かに観賞しました。
細川藩は初代・細川幽斎のあと、3代‣忠利(ガラシャの子)は肥後54万石藩主となります。最近読んだ葉室麟の「風の王国
」は、キリシタン大名・黒田官兵衛や明智光秀の娘細川ガラシャを描いた作品で面白かったです。
私は昨年、熊本城近くの細川藩邸にも行きました。
永青文庫から新江戸川公園で桜を見ながら「夏目家」で乾杯しました。
「葵の会」の文学散歩は無事終了しましたが、所沢で反省会が開かれたことは云うまでもありません。(完)
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