アジア研究会        2018年活動報告     ところざわ倶楽部

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戦争体験を聞く会


                                2018-07-31       記 小玉 正男


2018年7月25日(水)  参加者:20名    

1.理事会報告

 ・3サークル主催で開催した、「種子法」の公演は良い公演であったので、倶楽部主催で行う様に調整を進めている。

 ・サークル発表会の代案として、各サークルのメンバーで、名人・達人として公演が可能な方を調査したところ、
  候補者が確認できた。今年度の開催は時間的に無理でも次年度には開催したい。

 ・各サークルの現況を確認して、変更があれば理事会に報告する。名簿は9月末まで。
   9月6日に予定している市民大学25期修了生向けの「三OB団体説明会」にて配布予定


 ・新入会員特別号以降に入会したメンバーを確認する事。

2.定例会
 1)前回の「寺子屋の話」の補充として、「北広堂は本邦最大の寺子屋だった」の裏付けできる資料の説明を、
   粕谷会員から報告がありました。

 2)メンバー女性三名による「戦争体験を聞く会」(木村里子さん 松本タケ子さん 田中京子さん)  
   ・終戦の年815日に生活していた場所は、長野県の疎開先での学校工場、浜松で学徒兵として農作業、
    ソウルでの幼少期など、三様の場所で生活されていました。

   ・食糧事情は、戦後のほうが厳しく、米にサツマイモを入れたごはん、トウモロコシの粉、キューバ糖の配給。
    お弁当を持たない児童は昼食時には外へ行く姿を見た。

   今の日本は危ない方向に向いているように思える。
 お話をしながら、ご自身の記憶が次々と蘇るようで、女学生時代の思い出などもお聞きできました。

 身近な方の戦争体験を聞く機会が少なくなった今、貴重な体験を得る定例会でした。

 3)朗読 浅田次郎「帰郷」 (メンバー田中さん・森野さん)
   ・効果音を交え、玉砕した島からの復員兵士の心の闇を、お二人の掛け合いで表現豊かに朗読されました。


    


    
    

3.今後の定例会予定

 ・919日(水) 稲村会員によるレポート「中国の南シナ海進出問題を考える」

 ・10月      米濵泰英氏(岩波書店/稲村氏友人)による講演
            「日本が満州に鉄道を建設した頃の話-日露戦争から満州事変にかけて」