地域の自然を考える会        2016年活動報告     ところざわ倶楽部

トップページ に戻るサークルページ に戻る

 
水環境全国一斉調査    



                                                      2016年6月19日  記:矢嶋 順一

         

私達のサークル「地域の自然を考える会」が2年前から行っている「身近な水環境の全国一斉調査」について報告いたします。こ

の調査は全国の市民団体等と国土交通省、環境省が連携して実施しています。



 この活動は2004年に開始され、年1回、国連が定めた「世界環境デ―」、日本の「環境の日」の6月5日に近い日曜日に、全国

で、同じ方法で、一斉に行われる河川等の水質調査で、長期にわたる継続調査を通して、市民の水環境に対する関心を更に高め、水

環境の保全・修復活動や行政施策への反映がされ、きれいな水環境を次世代に引き継ぐ事を最終目標としています。


 調査は、北海道から沖縄まで、それぞれの地域の身近な川等の約5500地点で実施されています。


 私達の担当は、所沢を流れる新河岸川水系柳瀬川上流部の下山口駅近くの「西が谷戸橋」とその下流の「樋が坪橋」「里橋」「二

柳橋」の4地点で、今年の調査は6月5日(日)に実施しました。はからずも「世界環境デ―」、「環境の日」でした。


 作業の内容は、橋の上から流れに容器を入れて採水し水温を計り、川に入れるところでは流れの速さや流量を測定するとともに、

魚影の有無など付近の状況を観察して、採水した試水をそれぞれペットボトルに入れて所沢北高校の化学実験室に運び、参加してい

る高校生に、水質汚濁に係わる環境基準としてCOD(化学的酸素要求量)等の測定をしていただきました。これらの検査結果に基

づき、全国各地の結果と合わせ今年の「全国水環境マップ」が作成され、各地の河川等との比較や経年変化が容易にわかるようにな

ります。微力ではありますが、私達のサークルは、このような活動にも参加していることも知っていただきたいと思っております。


 

    

身近な水環境の全国一斉調査ついて

                             20166月19日

1.国の施策による活動の名称

    身近な水環境の全国一斉調査

2.主体

    全国水環境マップ実行委員会

3.後援

    国土交通省 ・ 環境省

4.本事業の内容

    全国の市民団体と国土交通省の連携のもと、公益財団法人「河川財団」の河川整備基金の助成により実施

5.活動開始時期

    2004年(第1回開始)

6.最終目標

    国連が定めた「世界環境デー」、日本の「環境の日」 6月5日に近い日曜日に全国一斉に同じ方法によ  り、河川等の水質調査を継続的長期にわたり行い、きれいな水環境を次世代に引き継ぐことを目標とする。

7.我々サークルが関わった経緯 

    所沢源流の会から作業を引き継ぐ形で2014年から行っている。

8.我々が行っている作業内容

    所沢市内柳瀬川の4地点

    川水の採取、水温及び気温の測定、流速及び流量の測定(4地点のうち

1地点において行う事が出来た)、魚影の有無の確認

9.水質の確認について

    所沢北高等学校

    物理 丹野先生及び化学実験室の生徒さん

10. 解析項目

    pH、EC、OD、COD(D)、NO2-N、NH4-N、DO、透明度   

11. 写真箇所(西ヶ谷戸橋)

    調査当日は、4名参加で小手指駅8時に集合し活動に入りました。
    写真箇所は、本調査の初めに取り掛かった場所で、下山口駅から東に数百メートル入った柳瀬川の西ヶ谷戸    橋です。朝から雨催いで雨の心配がありましたが、幸い雨は上がって傘が荷物になりました。調査の終了は    11時頃でそのまま所沢北高校にサンプルを持ち込みましたが、時間的には最後に持ち込んだグループにな    ってしまいました。 皆さん早いのです。





  

   西ヶ谷戸橋              里橋                       



  



      第12回 身近な水環境の全国一斉調査 集計結果【速報】 2015年9月11日 
            作成︰全国水環境マップ実行委員会


    第13回 身近な水環境の全国一斉調査 調査票(実測データ) 
       (不鮮明な部分は鉛筆での記入された個所です。ご容赦下さい。)