◆実施日:2017-05-09(火) ◆参加者:9名 ◆場所:ふらっと
コンビニやスーパーマーケット、デパートの食料品売り場等で、まだ食べられるのに廃棄されている食品は、
日本国内で年間500~800万トンと推定され、我が国は世界でも有数のフードロス(食料の無駄)をしてい
る一方で格差社会が進行する中、子どもの6人に1人が貧困状態にあると言われています。
市内の小学校でも夏休みが終わると痩せ細った子どもが登校してくるという話を耳にした事がありました。そ
のような中でサークルのメンバーから「家庭で使いきれない食物や頂き物を必要な人に届けられたら・・・」
との声があり、早速フードバンクネット西埼玉(所沢市、入間、狭山市を中心に活動)の事務局をしている黒田
和代さんから、フードバンクの働き、所沢市の現状、今何が必要とされているか等についてお話を伺う機会を持
ちました。
フードバンクは「まだ食べられるのにもったいない」「食品ロスを減らしたい」「食事に困っている家庭や子
ども達に食料品を届けたい」という思いを持つ人々によって、その活動は支えられています。
所沢市でも低所得の高齢の方、倒産や病気等から突然失業した方、就労出来ない外国人、シングルマザーの増
加等から、今、とりあえずの食料に事欠く人が増えているとの事です。
例えば
生活保護の申請をして、認められても支給される迄一か月ほどの時間がかかり、その間の食料の供給、就労支
援を受ける場合も、今日、明日の食料を必要とする人が多い等、身近な所で思いもよらなかった見えない貧困の
実態を知らされました。
「生きることは、食べること」「食べることは生きること」人間は、食べることによって、生きるエネルギー
が与えられ、心身が癒されて、はじめて、働く意欲に繋がっていくのではないでしょうか。
ひとり一人の「もったいない」が大きな実を結んでいくことを願って、私達のサークルでも 今、何ができる
のかを今後、引き続き話し合っていく事となりました。
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フードバンクの拠点にはこのようなのぼり旗があり
毎月10日~20日の間に
・賞味期限に1か月以上余裕のあるもの
・常温保存できるもの(缶詰、レトルト食品など)
・未開封のもの
等を集荷しています。
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フードバンクの講義風景 |
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