食を通して所沢を知る会         活動報告          ところざわ倶楽部


「森の102(とうふ)工房」について


2017 09 12  
  記  小倉 洋一氏



 働く意思のある人たちが、自らの働く場を創造し、人と命と暮らしを大切にし、自らの喜びと生きがいを感じ

るそんな仕事をしたい。従来の雇用関係だけでなく「働く」ということに新しい意義を見出そうとする人たちが

集まり、
森の102(とうふ)工房(中富)、森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房(上新井)、で活動している埼玉西部

地域福祉事業所の須賀貴子さんにお話を伺いました。


1.森の102工房について

・2011年612月基金訓練(厚労省)を実施

「自分たちの働く場をつくろう!」と、とうふ屋立ち上げを目指す

・受講生8

(生活保護受給者、長年ひきこもり、障がい手帳はないが他の人より理解が遅い人、重度の精神障がい者

等)

 ・20127月森の102工房開所(中富1730-10)

 ・現在の組合員8(常勤1、非常勤7)内、立ち上げメンバー4

  平均年齢60(37歳~74)

2.森の102工房が大切にしてきたこと

 ・「共に働く仲間」

  障がいの有無等で排除しない

  働くことで見えてくるその人の「人生まるごと」受け止める

 ・「仕事」「働く」ことを通じて、仲間の自立を支え合う

 ・仲間が持っている生きる力・生きる術を信じる

 ・一人ひとりにあった生き方

3.より多くの人が働ける職場へ

 ・201510月「森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房」開所(上新井1-4-4)

 <事業所のテーマ>

 ・一人ひとりの働きたいをカタチに

 <大切にしていること>

 ・“ホンモノ”を製造・販売する

①安心・安全な食べ物をつくる

②国産・地産地消の素材を使用する

③妥協しないモノづくりを通じて、経済的自立を目指す

④地域で子ども、学生、高齢者、障がい者、生活困窮者が互いに学び合い、育ち合う場にしたい

4.目標

 ・地産地消のとうふづくり(今年度大豆の栽培を開始)

 ・自分たちで作った野菜で菓子づくり

 ・野菜の販売(学童クラブ、保育園等でのおやつ・給食での活用を含む)


 様々な理由で働くことに悩みを持つ当事者が主体となって、一人ひとりの思いをカタチにできる事業所を目指

しています。スーパーにない新鮮な手づくり豆腐です。近くに行ったら覗いてみてください。


 ※食を通して所沢を知る会のサークルも「食」の情報通を目指して活動をしています。「森の102工房」につ

  いても関心を持ち、私たちに何ができるのか考えていきたい。






  



 
  以下の紹介資料は、それぞれをクリックしてご覧下さい。 

    ワーカーズコープ(労働者協同組合)の事業紹介 


    森の102工房      


    森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房