働く意思のある人たちが、自らの働く場を創造し、人と命と暮らしを大切にし、自らの喜びと生きがいを感じ
るそんな仕事をしたい。従来の雇用関係だけでなく「働く」ということに新しい意義を見出そうとする人たちが
集まり、森の102工房(中富)、森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房(上新井)、で活動している埼玉西部
地域福祉事業所の須賀貴子さんにお話を伺いました。
1.森の102工房について
・2011年6~12月基金訓練(厚労省)を実施
「自分たちの働く場をつくろう!」と、とうふ屋立ち上げを目指す
・受講生8名
(生活保護受給者、長年ひきこもり、障がい手帳はないが他の人より理解が遅い人、重度の精神障がい者
等)
・2012年7月森の102工房開所(中富1730-10)
・現在の組合員8名(常勤1、非常勤7)内、立ち上げメンバー4名
平均年齢60歳(37歳~74歳)
2.森の102工房が大切にしてきたこと
・「共に働く仲間」
障がいの有無等で排除しない
働くことで見えてくるその人の「人生まるごと」受け止める
・「仕事」「働く」ことを通じて、仲間の自立を支え合う
・仲間が持っている生きる力・生きる術を信じる
・一人ひとりにあった生き方
3.より多くの人が働ける職場へ
・2015年10月「森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房」開所(上新井1-4-4)
<事業所のテーマ>
・一人ひとりの働きたいをカタチに
<大切にしていること>
・“ホンモノ”を製造・販売する
①安心・安全な食べ物をつくる
②国産・地産地消の素材を使用する
③妥協しないモノづくりを通じて、経済的自立を目指す
④地域で子ども、学生、高齢者、障がい者、生活困窮者が互いに学び合い、育ち合う場にしたい
4.目標
・地産地消のとうふづくり(今年度大豆の栽培を開始)
・自分たちで作った野菜で菓子づくり
・野菜の販売(学童クラブ、保育園等でのおやつ・給食での活用を含む)
様々な理由で働くことに悩みを持つ当事者が主体となって、一人ひとりの思いをカタチにできる事業所を目指
しています。スーパーにない新鮮な手づくり豆腐です。近くに行ったら覗いてみてください。
※食を通して所沢を知る会のサークルも「食」の情報通を目指して活動をしています。「森の102工房」につ
いても関心を持ち、私たちに何ができるのか考えていきたい。
以下の紹介資料は、それぞれをクリックしてご覧下さい。
ワーカーズコープ(労働者協同組合)の事業紹介
森の102工房
森のとうふ屋さんの手づくり菓子工房
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