食を通して所沢を知る会         活動報告          ところざわ倶楽部


         林檎のボランティアに参加して       


2018 -11-09  
  記  岡部 まさ子

■実施日:2018年10月15~17日  ■参加者:12名  ■場所:長野県高山村

 

「所沢の自然と農業」のメンバーが、毎年行っている長野県高山村の林檎農園でのボランティアに参加させていただきました。春は林檎の摘花、秋は葉とりと均一に色づくよう林檎の向きを変える作業です。 都会育ちの私にとっては、一面の葡萄棚と真っ赤な実のついた林檎畑が続く風景はまるで別世界で、澄んだ空気がとても心地良く感じました。

柔らかな陽の光を浴び、朝八時半頃から、林檎農園主の宮川さんの指導を受け、作業を開始。林檎の向きを変えるのは、力の入れ具合がなかなか難しく、慣れる迄は、あちこちから林檎の落下する音が聞こえてきました。

男性達は脚立に乗って、黙々と手際良く、作業を進めますが、勿論、女性達も普段使わない腕の筋肉が痛くなるほど、ひたすら作業に取り組みました。そして夕方4時過ぎには、皆で車に乗って、山々が色づき始めた近くの温泉で疲れを癒しに。帰りには、宮川さんから期待以上に作業が進みましたとの言葉をいただいた2泊3日でした。



実は、「食トコ」では、会費の一部で林檎を買って、フードバンクに協力することになり、私は林檎の買い出しと、協力をお願いするというミッションを携えての参加でした。

ボランティアの初年度に参加した食トコの3人の林檎娘?を奥様は覚えていて下さって、遠慮気味に「B級品で良いのですが」と言う私に、「私の目の黒いうちは良い物を送ってやる」と、フードバンクへの協力を快諾して下さいました。
 ありがたいことだと思います。 そして、翌日帰り際に、奥様は、朝脱穀したばかりのお米と沢山の林檎をフードバンクへと持たせて下さいました。それらの品々は、メンバーの黒田さんを通して、早速、子ども食堂と精神に障害を持った方々に届けられました。

 果物は高くなかなか手が届かないのでと、とても喜んで下さいました。それはそのまま、食トコにとっての喜びでもあります。

食トコの一同は、宮川さんのご厚意と所沢の自然と農業サークルに心から感謝いたします。