■実施日:2019年3月19日(火) ■参加者:13名 ■場所:ふらっと(調理実習室)
会員からの要望で「参鶏湯」「チジミ2種」の韓国料理を実習しました。
参鶏湯は「サムゲタン」や「サンゲタン」ともよばれています。熱々のスープに鶏をほぐしながら食べるので、日本では冬の料理と思われがちですが、韓国では夏の薬効料理です。疲労回復、強壮料理ともいわれています。
作り方はひな鶏の腹の中に、朝鮮人参やなつめ、にんにく、栗、もち米等を詰め込み、2~3時間煮込みますが、実習時間が限られていますので、1時間20分位煮込みました。
また、今回は圧力鍋でも作ってみました。圧力鍋は15分位煮て、そのまま20分放置しました。圧力鍋は短時間で手軽につくれるので便利と思いました。
皆一丸となって作ったので、美味しく出来上がりました。また、家庭では丸鶏1羽ではなく、手羽元か手羽先でも手軽に作れます。
朝鮮人参 → 高麗人参ともいう。漢方薬の1つで体力回復に効果ある。
なつめ → 乾燥品は少し甘みがあり、貧血防止効果
にんにく → スタミナ食品ともよばれると共に抗菌効果
クコの実 → ビタミンCも多く含み、疲労回復やのどに効果
前日に朝鮮人参等を新宿の「韓国広場」というスーパーへ食材調達に行きました。
その店の真向いあたりに高麗資料館があり、韓国料理を作るなら韓国の事を知ろうと立ち寄りました。
日韓の歴史について詳しく勉強になります。興味ある方是非足を運んでください。
「参鶏湯」レシピ
<材料>
ひな鶏 2羽(内臓を抜いたもの)
もち米 1/2カップ
朝鮮人参 2本(細いのは4本)
栗(乾燥) 8個
なつめ 8個
にんにく 4かけ
ブラックペパー粒 20粒
*スープ*
スープの素 少々
クコの実 小匙1
万能ねぎ 5本(小口切り)
胡椒塩 ブラックペパー(粗引き小さじ1/2・塩小さじ1)
<作り方>
①もち米は洗って最低1時間~3時間水に浸ける。朝鮮人参、栗、なつめは洗い、水気をふく。
②鶏は腹の中や首などの部分をよく洗って水気をふきとり塩少々(分量外)をふる。
③鶏の腹の中に最初もち米大匙1を入れ朝鮮人参、栗、なつめ、にんにくを詰め、最後に残り のもち米を入れて楊枝でしっかり止めて、両足はたこ糸で縛る。
④深鍋に1ℓの水を沸かして鶏、ブラックペパーを入れ再び沸騰したら中火にして、アクを取 りながら、蓋をして1時間半~3時間煮る。(長ネギもOK)
⑤④の鶏を取り出し適当な大きさに切り、スープは濾して鍋に移しスープの素と胡椒、塩で調 味する。
⑥器に④の鶏と熱々のスープを注ぎ、ねぎをちらして鶏をほぐしながら食す。
(鶏に胡椒塩を付けて食しても良いでしょう)
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