食を通して所沢を知る会         活動報告          ところざわ倶楽部


 韓国料理 実習「参鶏湯、チヂミ2種」


2019 -03-28  
  記  園田 ヒロ子

■実施日:2019年3月19日(火)   ■参加者:13名  ■場所:ふらっと(調理実習室)

 

 会員からの要望で「参鶏湯」「チジミ2種」の韓国料理を実習しました。

 参鶏湯は「サムゲタン」や「サンゲタン」ともよばれています。熱々のスープに鶏をほぐしながら食べるので、日本では冬の料理と思われがちですが、韓国では夏の薬効料理です。疲労回復、強壮料理ともいわれています。

 作り方はひな鶏の腹の中に、朝鮮人参やなつめ、にんにく、栗、もち米等を詰め込み、2~3時間煮込みますが、実習時間が限られていますので、1時間20分位煮込みました。

 また、今回は圧力鍋でも作ってみました。圧力鍋は15分位煮て、そのまま20分放置しました。圧力鍋は短時間で手軽につくれるので便利と思いました。

 皆一丸となって作ったので、美味しく出来上がりました。また、家庭では丸鶏1羽ではなく、手羽元か手羽先でも手軽に作れます。

 朝鮮人参 → 高麗人参ともいう。漢方薬の1つで体力回復に効果ある。

 なつめ  → 乾燥品は少し甘みがあり、貧血防止効果

 にんにく → スタミナ食品ともよばれると共に抗菌効果

 クコの実 → ビタミンCも多く含み、疲労回復やのどに効果

 前日に朝鮮人参等を新宿の「韓国広場」というスーパーへ食材調達に行きました。

その店の真向いあたりに高麗資料館があり、韓国料理を作るなら韓国の事を知ろうと立ち寄りました。

 日韓の歴史について詳しく勉強になります。興味ある方是非足を運んでください。

「参鶏湯」レシピ

  

<材料>

 ひな鶏       2羽(内臓を抜いたもの)
 もち米       1/2カップ
 朝鮮人参      2本(細いのは4本)
 栗(乾燥)     8
 なつめ       8
 にんにく      4かけ
 ブラックペパー粒  20 

*スープ*

 スープの素     少々
 クコの実      小匙1
  万能ねぎ      5本(小口切り)
 胡椒塩       ブラックペパー(粗引き小さじ1/2・塩小さじ1

<作り方>

 ①もち米は洗って最低1時間~3時間水に浸ける。朝鮮人参、栗、なつめは洗い水気をふく。

 ②鶏は腹の中や首などの部分をよく洗って水気をふきとり塩少々(分量外)をふる。

 ③鶏の腹の中に最初もち米大匙1を入れ朝鮮人参、栗、なつめ、にんにくを詰め最後に残り  のもち米を入れて楊枝でしっかり止めて、両足はたこ糸で縛る。

 ④深鍋に1ℓの水を沸かして鶏、ブラックペパーを入れ再び沸騰したら中火にして、アクを取   りながら、蓋をして1時間半~3時間煮る。(長ネギもOK

 ⑤④の鶏を取り出し適当な大きさに切り、スープは濾して鍋に移しスープの素と胡椒、塩で調  味する。

 ⑥
器に④の鶏と熱々のスープを注ぎ、ねぎをちらして鶏をほぐしながら食す。
    (鶏に胡椒塩を付けて食しても良いでしょう)