■実施日:2020年2月18日(火) ■
お隣のまち、東村山市について知っていることと聞かれると、有名人は志村けん、プロ野球でオコエ瑠偉、都下唯一の国宝建造物正福寺の地蔵堂、あと造り酒屋の豊島屋酒造はすぐにあげられる。
ですが、最近東村山市と言えば「黒焼きそば」だ。同市内の食品製造会社のソースを利用してまちの活性化、知名度アップに毎年2ヶ月間、食べ歩きキャンペーンを実施している。市内の約100店舗が協賛にしている一大イベントになっている。
「黒焼きソース」を製造しているのが食品会社、(株)ポールスタア。「食トコ」は工場見学会を2月18日に行った。
ポールスタアは、1850年創業の櫻井醤油店が前身で「一太醤油」の商標で醤油の製造、販売を行ってきた。食の多様化に対応するため、1977年に醤油の製造販売から調味料製造業に業態を転換した。
東村山駅で降り、周囲に残る畑を眺めながら東に歩くと、15分ほどでポールスタアにつく。工場の一角に古めかしい蔵が佇んでいる。1866年に造られた蔵、「花筵堂」である。そこに案内され、VTRでポールスタアの歴史、企業理念、そしてソースの製造過程などを教わった。その後、「星のトンネル」から製造現場を見学した。今の時期原材料が少なく、稼働している機器が多くなかったが、現場を見ることで複雑なソース製造工程が頭に入ってきた。
ポールスタアの主要ブランドは「ポールスタア」「桜花林」「花亭ビストロ」と「桜井花筵堂」の4つ。
野菜、果物、酢、香辛料などすべての原料にこだわった「ポールスタア」ブランドに、千体地蔵ソース、西武線ソース、メイドイン東村山、中央線ソースなどがある。これらは地産品の材料にこだわっているという。すべて賞味したい逸品である。
工場見学の後、ポールスタア製のソースで料理を提供している「アジアン酒場ABHIMANI」に移動。ABHIMANIは東村山駅から徒歩約10分。黒焼きそばソースを使った創作料理牛肉のガパオライス、ブラックカレー焼きそばを堪能した。
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