■実施日:2021年4月20日(火) 10:00~12:00
■会場: ふらっと 会議室 参加者:15名
■講師: 玉上 佳彦氏(会員)
現在、新型コロナウイルス感染拡大の要因の一つが「N501Y」、この変異ウイルスの感染力は強いと言われ、埼玉県でも緊急事態宣言解除後では最多の感染者数になってきています。
また、日本での新型コロナウイルスワクチンの全人口に対する接種率は、現時点では0.9%と、先進国では極端に低い水準です。
講演会では、なぜ日本のワクチン接種は遅れているのか、国産ワクチンの現在の開発状況などの不透明な現状を、パワーポイントを使って、わかりやすく説明していただきとても有意義な時間でした。
接種が遅れている理由としては、
① 厚労省の消極的な姿勢、怠慢、②日本政府の基本方針が曖昧、③自治体に丸投げ、④ファイザーとの交渉力が弱い(契約はcommitではなくbest effort?)⑤日本人の感染者が少なく臨床試験が遅れているなど。
医療従事者と65才以上の高齢者に対する接種も遅々として進まず、厚労省は医療従事者への接種完了を待たずに、高齢者への接種を順次進めるようにと自治体へ通知を出したそうです。政府、厚労省への批判を避けるための中途半端で言い訳的な接種開始であることは指摘されました。
現在の日本国内の開発状況について、日本政府の購入計画がされているのがファイザー(米)/ビオンテック(独)、モデルナ(米)、アストラゼネカ/オックスフォード大学(英)。
また、塩野義製薬などが、臨床試験(治験)を実施しているそうですが、日本製のワクチンを接種できる日は、まだまだ先になるのでしょう。
副反応についても気になるところですが、各人の体質や疾患の有無などにもより、接種を迷っている方が多いのも事実です。
フェイクニュースに惑わされず、正確の情報をキャッチし行動する事が、感染拡大防止に繋がるのかも知れません。
最後に、世界で活躍する女性指導者、台湾のデジタル担当大臣オードリータン氏、ニュージーランドのアーダーン首相、ドイツのメルケル首相、フィンランドのサンナ・マリン首相などが活躍している現状と、現在のところざわ倶楽部でも、女性が活躍する場が増えてきているとの報告がありました。
玉上佳彦氏のスライド |
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