■実施日: 2021年8月17日(火)
■参加者: 食トコ 12名 地球環境 8名 計20名
■場所: ふらっと 会議室
第1部 地球環境を考えるサークルによるプレゼン
基本的な地球環境問題に関する基調報告(プロジェクターによるスライド投影)
・広場20年10月号 「気象変動とエネルギー問題」(中島氏) 15分
・広場21年4月号 「プラごみによる海の汚染の恐怖」(塚本氏) 15分
・広場21年6月号 「環境行動宣言」&「チェックシート」(小田原氏)30分
「チェックシート集計結果」
第2部 食トコとしての希望討論テーマ、質問事項
異常気象と食糧問題
将来の日本の食料確保は大丈夫か?
環境チェックシートに関する結果報告とどう対応すべきか? など
第3部 世界の異常気象と食糧事情などについて情報交換
Q&Aコーナー
(1)太陽光パネルで山林等の自然破壊も生じる。また将来,廃棄パネルの処理が課題。
⇒回答:大規模なメガソーラーによる山林破壊が問題を引き起こしている。規制する法律が整備さ れていないのが原因である。自治体条例等で建設を未然に阻止することが必要。屋根上設 置やソーラーシェアリング発電は環境に適応している。ソーラーパネルは、アルミやシリ コン結晶でできており、100%材料再生ができるので、廃棄物処理の心配はない。
(2)太陽光パネルは,保守や屋根の傷み,台風時の耐久性等の心配もあり。
⇒回答:大規模なメガソーラーはそれなりに保守が必要だが、小規模なものは、ほとんど保守が不 要。パネルは軽量化されているが、古い屋根に設置する場合は慎重に。台風で壊れないよ うに強度設計されていて、実際に壊れた例は少ない。
(3)耕作放棄地等を利用した営農型ソーラーシェア(パネルの下で作物生産)が有効。
⇒回答:所沢市としてエネルギーの地産地消を実現するには、市内全面積の20%を占める農地に ソーラーシェアリング発電方式を広めることが大変有効。
(4)排出量取引は、排出量をやり取りするだけで、実際の削減につながらないのではないか?
⇒回答:排出量取引は、CO2の排出量を社会全体で削減することを狙いとしたもので、国連など で(京都議定書のように)国や企業のCO2排出量を制限し(削減目標を課し)、排出量を 抑える義務を負わせるところがミソです。自国や自社のCO2排出割当枠を超えてしまう 場合には、排出割当枠に余裕のある国や企業から枠(これをクレジットといいます)を購 入することができる仕組みです。CO2の排出量に価格を付けるカーボンプライシングの 方法の1つです。
写真 仲山富夫氏撮影
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