食を通して所沢を知る会         活動報告          ところざわ倶楽部


秩父イチゴ狩りをたのしむ


2016 02 10  
記  小倉洋一

実施日:2016-02-02      ■参加者:7名    ■場所:秩父市


「安心・安全」な食を求め今回は所沢を離れ、寒さになお一層の甘さを増すといわれるイチゴを求め約2時間、秩父和銅黒

谷のイチゴ農園を訪ねました。

 

                        和銅黒谷駅     


しかし受付嬢、曰く「イチゴは土、日の来園客で採ってしまい、今日(火曜日)は残り物で大きなものはまだ熟しておらず

あまり美味しくありません」の一言であったが折角ここまで来たのでそれでもイチゴ狩りを決行。ハウス内に入ると、大き

な真っ赤なイチゴが葉に隠れて甘い香りを漂わせていた。「やよい姫」「紅ほっぺ」「あき姫」の3種類、食べ比べること

でイチゴの美味しさの違いが鮮明にわかった。

数は少なかったが、真っ赤な大粒のイチゴを選び口の中へ、30分食べ放題の体験であったが、思ったほど食べられるもの

でなく15分ほどでお腹いっぱいになった。

  

                       大きな甘い「やよい姫」


日本最古の流通貨幣である和銅開珎ゆかりの神社が徒歩10分ほどの場所にある。

散策を兼ね1300年の歴史をもつ「銭神様」とも呼ばれ、「お金儲けの縁起の神様」といわれる聖神社に参拝した。

  

                      和銅開珎ゆかりの「聖神社」

 

食事は秩父駅近くの(わへいそば)で天ざるを頂く、そばは粗びきで香り高い田舎そば、そばつゆは秩父産の山くるみをす

り入れた汁でまろやかで美味であった。 

食後は「武甲正宗」の醸造元・武甲酒造の酒蔵見学である。原則として酒蔵見学は10名以上が対象となっているが本日の

参加者は7名である。意を決して交渉を引き受けてくれる御仁がいた。

しばらく待たされたが蔵見学のOKが出た。交渉力に感謝!

30分にわたる職員の説明に聞き入る。日本酒造りには良質の水が一番、武甲酒造ではどんな日照りにも涸れることのない

質、量共に素晴らしい井戸を使用している。

説明後は6種の利き酒があり、アルコール度数も19度から14度とある。吟醸酒、純米酒、生酒、梅酒ありで呑み比べに堪

能した。お土産もそれぞれ調達、左党にはたまらない一時であった。


最後に「秩父夜祭」で知られる秩父神社を訪ねる。12月3日の例祭は国の有形文化財に指定され、京都の祇園祭、飛騨高山

祭と共に日本三大曳山祭りの一つに数えられている。勇壮な屋台囃子、豪華な笠鉾・屋台の引き回しと盛大な打ち上げ花

火で夜空の競演がある。例年県内外から多くの見物客で大いなる賑わいを見せる。

 

本殿社殿には「子宝・子育ての虎」「つなぎの龍」「北辰の梟」「お元気三猿」「瓢箪から駒」等の素晴らしい彫刻がみら

れる。

今日一日秩父の街を堪能、これからレッドアローに乗り楽しいお喋りで家路に向かう。


   

    「お元気三猿」                    「つなぎの龍」

 



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