■実施日:2017-3-2(木) ■参加者:14名 ■場所:貨幣博物館・日本銀行本店
今回は私たちの生活に欠かせないお金について、貨幣博物館と日本銀行本店を見学に行きました。
最初に、貨幣博物館の見学です。展示室入口にはビデオでの説明があり貨幣についての予備知識が得られます。次
の展示室では、古代の銭貨である富本銭や和同開珎(7世紀後半)、近世に豊臣秀吉がつくらせた初の大判である天
正菱大判(16世紀後半)、江戸時代に小判の重さや金の含有量を減らして流通する貨幣の量を増やした元文小判
(1736年)等が陳列されています。明治政府は江戸時代に使われていた両・分・朱の貨幣単位に代わり、1871年
「円」に改定、金貨・銀貨・銅貨ほか政府紙幣を発行しました。古代から現代までのお金の歴史について学びまし
た。
昼食はコレド室町でのランチ、北海道厚岸室町店での厚岸産ブランド牡蠣と名古屋コーチン親子丼の二手に分か
れての昼食でした。どこのレストランも12時頃は満員でテイクアウトも行列でした。
午後は、日本銀行本店の見学です。
受付で身分証明書による本人確認及び金属探知機による検査と携行品のX線検査を行い入館です。最初はビデオ
によるお金や日本銀行の役割について説明がありました。次に職員の案内で重要文化財に指定されている本館(中
庭、旧地下金庫エリア、旧営業場、資料展示室)、新館(1階営業場)等の見学です。中庭にはこの建物が建築され
た明治時代に来客が馬車で来ていたとのことで、馬用の水飲み場が残されています。
日本銀行中庭 中庭にある馬用 水飲み場
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展示室には銀行の始業と終業を知らせる拍子木があります、始まりは3回(は・じ・め)、終業は4回(お・し・ま
・い)と鳴らしたそうです。廊下には日銀の歴代総裁の肖像画が飾られています。地下金庫では重厚な鉄の扉(厚さ
90センチ、重さ25トン)が大きく開いていました。扉は錆止めアブラが塗ってあり黒光りしています。
1時間10分の見学時間でしたが明治時代の重厚な建物と日本銀行の役割についての見学、説明には学ぶことが
多くありました。
日本銀行北口入口 |
(担当:沖本則之・小倉洋一)
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