ところざわ倶楽部            活動報告    野老澤の歴史をたのしむ会


「ほうろく灸」体験記


2017-7-31    記 佐野 弘太郎

 
  ■実施日時:2017-7-25(火)    ■参加者:9名   

 

 土用の丑の日、梅雨明けの曇天に恵まれ、市内元町にある法華寺でおこなわれた「ほうろく灸祈祷法要」に参列しました。

 
 まず二階の本堂に用意された椅子に掛け、一通りの説明を受けます。次に長谷川康栄住職と副住職のお二人が大太鼓を打ち鳴らし

ながら、ご本尊日蓮上人尊定の大曼荼羅、および守り本尊の鬼子母神様に対し読経、拝礼します。私たちも、一人ずつ前に出て合掌

礼拝することによって、自然と宗教的雰囲気に包まれていきます。


   
   

次に、心身を守る護符が配られ各自頭の上に載せ、そのうえに大きなもぐさを三個ずつ載せた素焼きの皿のような「ほうろく」を

乗せ、火がつけられます。しばらくすると、もぐさが燃えてきて、煙が漂い頭のてっぺんがだんだん熱くなってきます。すると、体

中が暑くなって、汗がじっとりと沁み出します。これによって、心身の邪気が払われ、健康な体になるそうです。

火が消えると、住職、副住職によって、短くした木剣と経文で、一人一人の体をさすり、無病息災を祈願してくださいます。

最後に、ご本尊様に対し、住職が参列者銘々の、一家繁栄と健康長寿を祈願して下さり法要は終了しました。住職は、ご高齢なが

らもかくしゃくとしておられ、かつユーモアにあふれた方でした。

開け放たれた窓からの風が心地よく邪気が払われ、すがすがしいひと時でした。


   
   

余談ですが、当日NHKTVと毎日新聞社が取材に来ており、当日夕方の1チャンネルで放映され、27日の毎日新聞朝刊埼玉版で

も写真入りで報道されました。


担当  内尾幸子、 青木裕子、 佐野弘太郎