次に、心身を守る護符が配られ各自頭の上に載せ、そのうえに大きなもぐさを三個ずつ載せた素焼きの皿のような「ほうろく」を
乗せ、火がつけられます。しばらくすると、もぐさが燃えてきて、煙が漂い頭のてっぺんがだんだん熱くなってきます。すると、体
中が暑くなって、汗がじっとりと沁み出します。これによって、心身の邪気が払われ、健康な体になるそうです。
火が消えると、住職、副住職によって、短くした木剣と経文で、一人一人の体をさすり、無病息災を祈願してくださいます。
最後に、ご本尊様に対し、住職が参列者銘々の、一家繁栄と健康長寿を祈願して下さり法要は終了しました。住職は、ご高齢なが
らもかくしゃくとしておられ、かつユーモアにあふれた方でした。
開け放たれた窓からの風が心地よく邪気が払われ、すがすがしいひと時でした。
余談ですが、当日NHKTVと毎日新聞社が取材に来ており、当日夕方の1チャンネルで放映され、27日の毎日新聞朝刊埼玉版で
も写真入りで報道されました。
担当 内尾幸子、 青木裕子、 佐野弘太郎