ところざわ倶楽部            活動報告    野老澤の歴史をたのしむ会


第7回  富士塚巡り  ~中里富士・火の花祭り~


2016-09-07    記 大山 豊

  
 ■実施日:2016 09-01(木)  ■参加者:11

 
 今回は、今までとは違って、清瀬市指定無形民俗文化財「火の花祭り」を見学することになりました。9月1日(木)午後8時に

秋津駅北口に集合しました。人数は男性6名女性5名の計11名となりました。そこから徒歩で清瀬市の中里まで30分ほどかか

りました。



 既に沢山の参拝者が来ており、また2台の消防車も待機していて午後9時に着火することになっています。

 着火する前に、白装束の先達(せんだつ)さんや、講員が熊避けの鈴を鳴らして山頂に登り祈りを捧げお神酒を交わし、そして下山して

着火します。



 高さ5メートルほどの束ねられた麦藁は数人の消防士に囲まれ着火を待つばかりになっていました。ところで今の農家は麦を作付

けしなくなったので、「火の花」用の麦藁は主に先達さんが栽培して確保しているそうです。



 いよいよもって午後9時に麦藁の束の上に松明で火がつけられ、「お焚き上げ」が始まりました。先達は竹製の大幣束(だいへいそく)

振り、()き上げ」を囲む参拝者のお祓いをしていました。


 鈴の音とともにクライマックスを迎えて7分ほどで鎮火しましたが迫力と熱さには驚きました。残った灰を畑に撒くと豊作に、門

口に置くと魔除けになると云われているので、バケツやフライパンに入れて持って帰る参拝者が結構いました。

 我々11人は満足して、のんびりと秋津駅まで歩きました。


    

 祈りを捧げた白装束の先達              竹製の大弊束を振る先達(中央) 



      


集合写真