鎌倉街道と中原街道が交差するところに日蓮宗白東山宗川寺が建っています。中原街道は江戸時代以前からある道で、東海
道が江戸時代に海沿いに移される以前、室町時代まではこちらが東海道だったといわれた道です。
宗泉寺の境内には、横浜市の名木に指定されている銀杏の大木が参道の両側に立っています。この銀杏は雄樹、雌樹である
ため昔から「夫婦銀杏」として縁結び、安全祈願の信仰を集めていました。
全通院勢至堂を参拝し、近くのそうてつローゼンひなた山店の一口茶屋で各人自由昼食です。
宗川寺の夫婦銀杏 柳明神社裏の道標 本興寺の参道を歩く |
昼食後は横浜市泉区の歩きです。柳明神社に立ち寄ります。この神社は廃寺になった鎌倉郡観音24番札所大石寺跡に、村
境の伊勢山に祀られていた神明社を遷したものです。神社裏の道の分岐点には、八王子道(鎌倉道)と神奈川道を示す道標が
立っています。
東海道新幹線の高架下をくぐると右手の森が日蓮宗本山の法華山本興寺です。この寺の参道を歩く姿が、広場12月号の表
紙の写真にぴったりと判断しました。100号の表紙にふさわしい、ところざわ俱楽部のさらなる発展を示す写真になったと思
います。
左手に鳥居が見え、鳥居の前に石塔が並んでいます。飯田神社です。よくぞ、これだけの庚申塔を集めたかの風景です。石
塔の一番左の庚申塔の側面に道案内が彫られています。
大山道(横浜伊勢原線)沿いにある浄土宗の寺、無量寺に立ち寄ります。境内には樹齢600年以上といわれる銀杏の大樹が
あります。昔は無量寺というより「いちょう寺」と呼ばれたそうです。
はるか先に相鉄線の高架が見えました。今回の歩きはここまでです。平成11年(1999)3月に開通した相模鉄道いずみの
線ゆめが丘駅に向かう小道を探します。
ゆめが丘駅は、野原の中にありました。(14:50)斬新なつくりの駅は、駅全体をカーブした鉄骨で囲み、鉄骨の間に屋根
や風よけの板をはめ込んでいます。
ゆめが丘駅から一駅で小田急江ノ島線の湘南台駅に接続、小田急線経由で帰ることが出来ました。
担当:原 正次・佐藤 八郎