9月18日ミューズのマーキーホールで開催されたところざわ倶楽部10周年記念事業の「ハーメル
ンの笛吹きおとこ」の公演は無事終了いたしました。今回の公演についてはところざわ倶楽部の皆様
のご協力なくしてはやり遂げられなかった事業です。改めて厚くお礼を申し上げます。
これまでの経過は以下の通りです。
倶楽部の10周年の記念事業の一つとして「ハーメルンの笛吹きおとこ」の公演を行うことを決め
たのが昨年5月でした。そのあと6月に市民文化センターの木村課長と面談し、ミューズの事業の一
つとして取り上げてもらえないかどうか要請しましたが断られました。8月には前年「ハーメルンの
笛吹きおとこ」の公演を主催した北本市文化センターの浅野氏に会い、北本での公演内容、特に費用
に関して説明を受けました。笠松先生とは何度かお会いして、開催の時期についての打ち合わせで、
当初は小学生の春休みの時期に合わせ開催する案が出ましたが、鶴見辰吾さん、広崎うらんさんの都
合が悪く、9月、10月であれば時間がとれるとの情報をいただき9月の土日の予約をとるべきミュ
ーズの抽選会に臨んだところ、9月、10月は土日がミューズの自主事業の為、まったく空きがなく
9月18日(月・祝)が他の人からの申込みがなく、唯一空いている休みの日で予約することが出来
ホットしました。
理事会での議論では、事業が赤字の場合にはだれが責任をとるのか?とか収支予算を作成すべきで
あるとか、ドラカンの事業としてやるべきでところざわ倶楽部はそれをサポートするという形がよい
とか、チケットがはたして何枚売れるのかというような意見がありました。しかし、ところざわ倶楽
部の10周年記念事業として行うのに倶楽部が主催しなければ記念事業とはならないし、ドラカンだ
けでできる事業ではない、収支の面で赤字になった場合には、倶楽部には絶対に迷惑をかけないとい
うことを執行部で申し合わせ、理事会の了承を得ました。
12月に実行委員会を発足させ、15名のメンバーで進めてきました。笠松先生の薦めもあり、初演
を行った福井県文化振興事業団の協力を得ることとし、事業団の理事長あてに手紙で協力を要請した
ところ、快く引き受けていただき、チラシのデータをすべて当方宛送ってもらいました。また、所沢
市、所沢市教育委員会に後援を依頼したところ、本年2月末には後援する旨の回答がありました。チ
ラシの印刷、チケットの印刷を4月中に終え、5月からチケットの販売を開始し、サークル代表の理
事には5月の理事会で各サークルに持ち帰り、一人当たり最低2枚販売して欲しい旨要請しました。
6月には子供の募集を始めました。
チケットの販売は初回の集計(6/12)では221枚、7月11日の集計では472枚、7月22日の集
計では592枚となり、目標の650枚にかなり近い枚数となりました。理事の皆さんには7月28日
を売れ残りチケットの回収日としていましたので、売れ残ったチケットをもってきてもらいました。
丁度その日はサークル活動発表会の日で、新所沢公民館のホールでチケットの回収と集計をしている
横で、実行委員会を開いているところに集計している田村さんから販売枚数が700枚を越えました
との報告が入り、みんな驚くと同時に歓声をあげました。さっそく午後のサークル活動発表会の席で
来場している会員の皆さんにチケットを完売した旨を報告し、販売を中止することを告げると同時に
ホームページにチケット販売が終了した旨の告知を掲載しました。しかしながら、公演日が近づくに
従い、チケットを購入したいとの問い合わせが日ごとに多くなってきましたが、残念ながらすべて断
らざるを得ませんでした。
子供達の募集も順調に進み、6月の末には45名が確定しました。子供たちのワークショップは7
月22日にオリエンテーションを行い、出演する子供達全員が集まり、笠松先生から説明を受けまし
た。2回目のワークショップは9月10日に、3回目は9月16日にはじめて広崎うらんさんと古楽器
の演奏者4人を加え中央公民館で行いました。広崎うらんさんの登場で子供達も引き締まった演技と
なったように思います。
9月18日の公演当日は、台風18号も足早に通り過ぎ、開場する時間には暑いくらいの太陽が照り
つける天気となりました。公演は大成功であったと思っています。観客の反応は“大変良かった、感
激した、子供たちの演技が大変かわいかった、鶴見さん、広崎さんはさすがにプロだ、心豊かな時間
が持てました、古楽器の音色が大変こころにしみました”等々の意見が聞かれました。打ち上げは鶴
見さん、笠松先生、古楽器の演奏者4人を含め40名ほどの人数で行われました。倶楽部会員の皆様
はそれぞれの感慨をもった高揚感に浸っているようにも見えました。
公演が終了した今、この1年を振り返り、ここまで来るのに意見の相違や対立する場面もありまし
たが、皆目指すところは同じで、そこに向かって進んでいるのだという意識で乗り越えたのだと思い
ます。会員みんなでやり遂げた10周年記念事業です。
ところざわ倶楽部の仲間ってすごいですね!!
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