第14期 岩本賢次氏からの御願い

☆ 添付ファイルの草野心平の詩を彷彿させる「富士山の写真」を

お持ちの方いませんか、提供いただけないでしょうか。

目的は私の属しています「所沢メンネルコール」男声合唱団の定期演奏会

(6月24日)の広告チラシの挿絵に相応しい写真を
演奏会実行委員会から

要請がありました。どうも私が撮った正月
の富士山(添付写真)を見て、何

か持っているのかなとのことで
要望があったようです。

 私の手元にないものですので、インターネットの富士山の写真を覗き、

10枚ほどみつけましたが、今一です。

 そこで、詩の内容は夢を見たこと、のようですが、「草野心平のこの詩」

に相応しい写真をお持ち方はいませんか」と
呼びかけたら、何か反応がある

かなと期待してのHPへの記事掲載依頼
となりました。


           岩本賢次 (現在 地域の自然を守る会に属しています)



【草野心平の詩は以下です】

富士山  

作品第壱           草野心平 作詩

麓には桃や桜や杏咲き

むらがる花花に蝶が舞ひ

億萬萬の蝶が舞ひ

七色の霞たなびく

夢みるわたくしの 富士の祭典    

ぐるりいちめん花はさき

ぐるいちめん蝶は舞ひ

昔からの楽器のすべては鳴り出すのだ

種蒔のように鳥はあつまり

楽器といっしょに歌っている

夢みるわたくしの 富士の祭典

七色の霞は雪に映え

七色の陽炎になってゆらゆらする

鹿や猪や熊や馬

人はゐないか人もゐる

へうたんの酒や女の舞ひ

標野(しめぬ)の人も歌っている

         ああ 夢みるわたくしの 富士の祭典

遠く大雪嶺からは黄鳥が

使者になって花を銜えて渡ってくる

三つの海を渡ってくる  

 


【私の富士山の写真】

   

2017富士の夕焼け                狭山湖・富士