愛称デコイチで人気のあった蒸気機関車D51 118が展示されている。
D51の逞しい顔 D51の雄姿(全長19.73m) |
D51 118について
展示されている蒸気機関車は、昭和13年7月30日、兵庫県神戸市にある当時の川崎車両株式会社で製造された。その年、
北海道岩見沢機関区にて20世紀文化発展の先駆としてその力強い車輪を踏み出し、昭和31年新得機関区に、昭和32年富良
野機関区、昭和44年再び岩見沢機関区、昭和49年遠軽機関区に、そして昭和51年追分機関区にて夕張線を最後に38年間
の長い年月を北海道で走り、その走行距離は地球を約6週する2,419.862キロメートルであった。昭和51年3月鉄道の近代
化に伴いその役目を終え廃車された。
現在、小さな小手指公園の西の隅に「小手指公園駅」と名付けられた一角に、その雄姿を停めている(一部案内文より抜
粋)。
逞しい車輪 右側面鉄板に錆びが目立つ(寂しい限りだ)
側面より運転席を見上げる 運転席
後部より前方を眺める 踏切信号機
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12月2日早朝のせいか誰もいなかった。
発展のために走り続けたD51は寒空の中、停車していた。見れば、鉄板の錆びが目立つ。ほこりにまみれている姿はなぜ
か寂しい。信号機が鳴くことはない。
小手指公園のD51は77年の歳月を数える。きれいに拭いてあげたいと思った。
見上げれば冬空はグラディーションブル
ー、住宅の庭にはあざやかイエローの夏みかんがたわわに実っていた。よく見れば冬の蠅が抱きついていた。
見上げた冬空はグラデーションブルー 夏みかんと冬の蠅 |
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