ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン

   ≪一寸庵閑話≫

 
    エディット・ピアフ 「水に流して(私は後悔しない) 
                                                      
                                            2017 2 -19  
記 ケン・シェイクスビア



私はお気に入りのテレビ番組は録画して、気が向いた時にゆっくり見るようにしています。

BSプレミアムの岡田准一が司会する「ザ・プロファイラー」もそんな番組のひとつです。

昨年10月「エディット・ピアフ」を見て彼女の歌う「水に流して(私は後悔しない) Non je ne regrette rien

が好きな曲になりました。ピアフは1960年に歌い大ヒットします。



    ♪いいえ 後悔していない 私はなにひとつ後悔していない

     私に起きた良いことも悪いことも みんな同じこと

     過去の恋は清算した 震える思いとともに 永遠に追い払った

     ゼロからまたやりなおそう♪


 日本語でなく 日本人の歌手でもなく エディット・ピアフの歌で聴きます。

彼女の作詞になる「バラ色の人生」「愛の讃歌」よりも私は好きです。

 エディット・ピアフ(19151963年)はフランスで最も人気のある歌手の一人で、142センチの小柄な身体から

決して美声ではないのですが、しぼりだす声で痛切なバラードを歌い上げます。

 「悲劇的な波瀾万丈の私生活と名声」という劇的な人生でした。


   



 エディット・ジョヴァンナ・ガションは貧しい家庭に生まれ、苦難の少女時代ののち、ナイトクラブのオーナー

に見いだされ歌手となります。ピアフとは「雀」という意味。フランスの「美空ひばり」でしょうか。


 大恋愛の相手(プロボクサー)は、1949年に飛行機事故で亡くなり、ピアフも交通事故でモルヒネ中毒になりま

す。一方、シャルル・アズナブール、イブ・モンタン、ジルベール・ベコー、ジョルジュ・ムスタキなど多くの歌

手のデビューに尽力します。


 亡くなる前年46歳で20歳年下のサラボと2度目の結婚をします。またゼロからの出発と考えたのでしょうか。

YouTube で「水に流して」をお聴きください。