ところざわ倶楽部          投稿作品     エッセイ&オピニオン

出かけてみませんか、自転車で!
                                                                                                      2017/7/6記)松岡 幸雄

 所沢市駅前から南方向に出かけてみました。

 柳瀬川を越えるとそこは東京都です。埼玉県警から警視庁の管轄下に入り、東村山市を南北に

貫いている「府中街道」を進むとすぐ、車道の左寄りに車の運転手からはっきり見える道路標

示に気づきました。それは「自転車ナビマーク」(写真・左)と命名されていて、「お、これ

はお初だ、自転車に優しくなったかな」と自転車を止めて
1枚パチリ。


 西武多摩湖線の八坂駅から左折して、多摩湖から武蔵境までつづく導水管の上に整備された「多

摩湖自転車道」(注意・もちろん歩行者優先です)を小平駅・花小金井駅近くを過ぎ、都立小金井

公園までのルートをお勧めしたいです。春の桜や新緑などが素晴らしく、意外と近くですので、一

年中どうぞ。おにぎり持参で、ゆっくり所沢から往復できます。



     
   都内の自転車レーン   狭山市コーセー前の専用レーン



 所沢市から北方向に行くと狭山市です。3か月ごとの定期健康診断のため約40分先の病院まで

「運動のため」と思って自転車で通院しています。数年前から、よく目立つブルーカラーの「自

転車専用」(写真・右)のレーンがあります。東京都内より車道もレーンも幅が広いので「安心

」して走ることができますし、爽快な気分になれます。


 少し足を伸ばせば、入間川にすぐ着きます。橋を渡った左岸に「川越狭山自転車道」がありま

す。川の流れに沿っているので勾配がほとんどなく、遠くが見渡せて、もちろんウオーキングや

ジョギングを楽しんでいる方も多く、サイクリストとしての良識を持っていれば、楽しい時間を

過ごすことができます。その先は荒川から南方向は東京湾方面へ、北方向は川越市・川島町・吉

見町などと自転車の道はどこまでも続いています。(体力的な限界・気候などを考慮の上、「慎

重な計画」が絶対必要です。)


              


 蛇足ですが、紹介します。(「彩の国だより」№553より)

 埼玉県は「自転車の発祥の地」だそうで、県民一人当たりの自転車の保有台数が日本一で、し

かも勾配が緩やかな地形面積の割合が全国一位だそうです。


 ま、とにかく自転車は、①「健康にいい」。運動量が多くて、自分の体力や体調に合った乗り

方で楽しめます。更には②「環境にいい」。クリーンな乗り物です。最後に③「気持ちがいい」。

長距離をのんびりと走れることと、どこでも気軽に停まって芝生などに足を投げ出して休憩できる

って、気分は最高です。

 「非日常」の環境の中で、「いつも」を振り返ってみる。いいアイデアに必ず出合えますよ。

              ◆


  最後に「ひとこと」。

  一般道も自転車レーンも「危険がいっぱい」です。

 「自転車の整備」については「当たり前」のことですが、交通ルールについては「厳守」です。

これは「自分の命を守ること」に直結しています。しかし交通ルールを守っていれば大丈夫、では

ありません。自分以外の歩行者・自転車・自動車との動き・関係性の中には、様々な多くの危険が

あることをしっかり自覚し予測しておかなければなりません。また、自分の体力的な面や天候など

の自然条件に関する判断では、決して「無理しないこと」です。


 途中で引き返すなど、柔軟に対応することが大事なことなのですから。


では、気をつけて、行ってらっしゃい。