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 「ミケランジェロと理想の身体」展を鑑賞  

                        2018 9-19   記 仲山富夫
                                                                                                             
 

 国立西洋美術館にて、イタリアや欧州の美術館から70点の作品を集めて開催された。
本展は約40点しか現存しないミケランジェロの大理石彫刻から2点が初来日となった(挨拶文より)

   ミケランジェロ・ブオナローティ(1475-1564)


(写真はネットより)
 
  『ダヴィデ=アポロ』 (1530年頃)

  高さ 146cm

  55歳の頃の作品



  当初はアポロとして彫り始められたものが、後に
  ダヴィデ
となったと考えられる
 (作品名はダヴィデ=アポロ)。

 当初の構想とは違うものになり、納得がいかず未完
 となった

                     



                  


(写真はネットより)
 
 『若き洗礼者ヨハネ』 (1495-96年)

  高さ 130cm

  20歳の頃の作品



  1936年の夏、スペイン内戦時に破壊された。
  瓦礫の中から、破片14個が救い出された。

  修復作業は2013年5月終了した。


2013年に修復がなった。今日『若き洗礼者ヨハネ』に出会えたことに感謝した。
顔面そして背後の修復箇所を見たとき、悲しさと憤りの感情が沸き上がり私の両手は像を撫でていた(もちろんそんなことはしていないが)。

 次の会場「ミケランジェロと男性美の理想」ブースでは、1作品のみ自由に写真を撮ることができた。

 ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ作『ラオコーン』(1585年頃)           

    



    



 会場を後にして、前庭のベンチで休んでいると三人の女子高生が隣に座った。
「どちらから」と聞いたら「さいたま市です」「おじさんは所沢から」「今日はなんですか」「課外授業です」と話が弾んだ。周りを見ると同じ制服を着た女子高生たちがグループをつくってしゃべっている。教師らしい方が私たちの方を見ていた。
 「これからどこへ」「浅草で昼食です」
 「いいなぁ おじさんは一人でハヤシライスよ」と言ってしまった。可愛い女子高生たちと別れて雑踏の上野駅へ向かった。