新聞やTVでは、平成最後の大晦日とか騒いでいた。
わたしは何の思いもなく酒を嗜んでいたら、「あけましておめでとうございます」となった。
最近は年末年始に出かけることがなくなった。
この節とばかり妻は厚化粧で孫のところへ出かけていった。それでいいのだ。
今日は北野天神社へ初詣。
こてさし荘の前の畑に入り込んで霊峰富士を撮った(毎年通っている)。
2019.1.2 霊峰富士
|
晴天であって気持ちがいい。
木々からは雀たちの声が騒がしくきこえてくる。ナンテンの真っ赤な実が辺りに映えて動かない。
北野天神社へ
西側の参道からと、大木の茂みで見えないが南側の参道からと、たくさんの人々が参拝にきていた。
「ガランガラン」と鈴玉(正式な名称は知らない)が連続してなっている。
私は、家内安全とみんなが健康で生活できることをお願いした。
境内を散策し写真を撮った。
北野天神本殿
稲荷大明神(光と影がいいな) 大納言梅
尊桜(みことさくら)四度目のひこばえ 南側の鳥居 |
南側より参道へ、たくさんの方が鳥居の前でおじぎをされていた。
清々しい気持ちで空を見上げた。大好きなグラデーションブルーであった。
細く流れる東川に架かる小さい橋を渡りながら、川に沿って団地の中へ入っていった。
鴨が数羽静かに佇んでいた。そのうちの一羽がはばたいた。
団地の中程の家の壁に張り付いたように、黄色い小さなかわいい花が咲いていた。
屈みながら写していると自転車に乗った老人が私の側へきてジッと覗いた。
「なんという花ですか」「黄梅だ」聞くと老人の家の外壁に植えた垣根の黄梅であった。
たくさんあるから見て行きなさいと言われ、庭に案内された。いろんな小さな木々がたくさん並べてある。盆栽のようである。大小の黄梅が10個ほど並べてあった。持って行って植えなさいと言われた。
表札には「大館」と書かれていた。新田義貞軍が小手指で戦った正慶2年(元弘3年)に、群馬県新田郷から来た大館姓の者が住み着いたと話してくれた。あなたの生まれはと聞かれ「栃木県です」「そうか足利か」
足利とは仲たがいしたけど出は同じ源氏だな。歴史には詳しいようだ。又、来なさいといわれ黄梅一株をいただいた。
黃梅(花言葉-控えめな美) |
これからの季節は紅梅白梅、蠟梅を代表にたくさんの花がつぎつぎと咲き誇るだろう。
私は今年も、出会いは大切にしたいと思っている。
なんとも楽しい日だったなぁ
(完)
|