▼4月某日 中世のたたずまいが美しい町ゲントへ。アントワープから1時間⒛分ほど。ゲントはケルト語で合流点「ガンダ」が語源で、まさにレイエ河とスヘルデ河の合流地点です。東フランダースの州都で中世は毛織物業でブルージュと競った歴史を持ちますが、今や地域最大の大学都市です。
駅前のトラムのゲント・セント・ピータース駅で切符を買うのですが、うまく行きません。すると長身の青年が教えてくれて、自分も旧市街へ行くからと案内してくれました。トラムを降りて旧市街の中心に向かいます。ポツリポツリと雨粒が・・・。私は空を見上げて2~3歩歩いて石畳につまずいて転びます。「痛ッ!!」。私の声に10mほど先を歩いていた青年と添乗員2人のうちベルギー人の青年がいちはやく駆け寄り抱き起してくれました。「OK?」「OKOKサンキュー」。あの青年の善意は一生忘れないでしょうね。(^^♪
▼絶景ポイントが聖ミカエル橋です。橋の下、右側の東岸をグラスレイ(香草河岸) 西岸をコーレンレイ(穀物河岸)といい、繁栄の歴史を物語るギルドハウスが並びます。聖ミカエル教会、聖ニコラス教会やファン・エイク兄弟の「神秘の子羊」で有名な聖バーフ大聖堂、鐘楼などがあります。圧倒的な尖塔建築の美しさです。
聖ミカエル教会 聖ニコラス教会
ギルドハウス
聖バーフ大聖堂
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▼ゲントからアントワープにもどります。駅は1895年に改築され、世界で最も美しい駅の1つといわれています。高さ185m、幅44mの大アーチです。その駅構内の「ロイヤル カフェ」という王室みたいな高級感のある天井が高く白い内装の店で夕食です。肉団子の煮込み、トマトシチュー、カニクリームコロッケなどをベルギービールいろいろ飲みながらいただきます。医者から「ビール、日本酒、ワインは1週間に2日以内」と指示されていますが・・・。「To be ,or not to be: that is the question.」ハムレットの気持ちがよくわかります。「飲むべきか、飲まざるべきか」私は即断します。「飲むべし!」と。秘書も何もいいません。今回の旅行中は・・・.(^^♪
800種あるというベルギーの地ビール。トラピスト修道院ビールの代表 シメイブルーCHIMAY 9% ホップの香りつよくこげ茶色。トラピスト以外の修道院ビール、ゴールワーズGAULOISE ホップがきいた5.5%。十分ビールを飲んで駅を出ると見事な夕焼け、午後9時でした。
アントワープの由来は、シーザーの甥シルヴィウス・ブラボーがアンティウスという悪さをする巨人を成敗し首と手を投げ捨てたことから、hant手 werpen投げ捨てる⇒antwerpenアントワープとなったとか。
▼4月某日 TGVでシャルルドゴール空港駅へ。パリ~ウイーンは約2時間。エアフランスは、チェックインからスーツケースの重量を量り、タグをつけるのも乗客がやるのです。ちょっとひどいなあと思いました。
(( ̄ヘ ̄)ウイーン~~パリのオ~ストリア航空も同じです。パリ~羽田のJALは、やはり社員がやってくれました。(^_-) 機内でいただいた「サンドウイッチ」は美味しかったです。空港からシティ・エアポート・トレインCATでノンストップでウイーン・ミッテ駅へ。喫茶店で一休み。ウイーンに来たんだなあと実感します。ホテルは歩いて10分ほど、シュテファン寺院近くです。1882年創業の白い重厚なビルで、オーナーの夫人が直接キッチンの説明をしてくれます。疲れてみんな早く寝ました。
(つづく)
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