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「所沢に博物館を(続)」

                   2020-4-24 記 名須川 貞夫(アジア研究会)

   

 広場3月号の「みんなの広場」欄に掲載の、「野老澤の歴史を楽しむ会」の佐野氏の投稿文に同感です。

以前から所沢市になぜ博物館が無いのだろうかと思っていました。

参考までに私が訪れた周辺5市の博物館を簡単に紹介します。

 東村山市のふるさと歴史館は、八国山緑地の東端の久米川古戦場跡から板碑で有名な徳蔵寺を経由したルート沿いにあります。訪れたときは当市に縁のある藤沢周平の企画展が開かれていました。

 東大和市の郷土博物館は立派なプラネタリウムが付設されています。今年の1月に西武球場駅から歩いて行きましたが、1月の星空が投影されていました。帰りは東大和公園~多摩湖えん堤経由で西武遊園地駅に出ました。

 狭山市の博物館は稲荷山公園駅のすぐ近くです。1階から市内に残る古井戸をイメージしたスロープを2階に上がると、常設展示室には縄文時代から近世までの足跡が実物資料や復元模型が広いスペースの中に展示されています。

 入間市の博物館は二本木にあります。敷地は広くお茶の博物館として力を入れています。訪問時は板碑を紹介する企画展が開かれていました。

 飯能市は郷土館として飯能戦争で知られる能仁寺の近くにあります。西川材等林業や筏による輸送の様子を知ることが出来ます。

 どの市も人口が8万~15万ほどで所沢市の人口34万人の半分にも満たない規模ですが、博物館の建物も立派で郷土の歴史や文化・産物などを紹介しています。所沢市にも必要な施設だと思います。


佐野弘太郎氏の投稿


「所沢に博物館を」

(2020年3月号8ページより)

 〔クリックすると佐野氏の投稿を開くことができます〕