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 ≪一寸庵閑話≫  

           
Who is “胡志明”?

            

                                                      
2020 -7-18  記 ケン・シェイクスビア   

 

▼私はベトナムへ3回出かけましたが、2008年にはじめてホーチミン市(サイゴン市)の超高層ビルが林立する街並みを見た時、「ベトナム戦争」が1975年に終わった後、ベトナムがめざましい発展を遂げたことに驚嘆し、ベトナム民族に敬意を表しました。また古都フエ(アメリカの爆撃を受けましたが)の美しさ、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」、コーヒーのほか美味しいフランス料理、ベトナム料理・・・私はいっぺんにベトナムが気に入ってしまいました。もちろんハノイで会った「ベトナム女性」にも・・・。(^^♪ 

    
アオザイの女性              孔子廟で会った女性


ベトナムは長い間、中国と戦ってきた歴史をもっています。「安南」は唐の時代に安南都護府が置かれたベトナム中部の名称として、あるいは「ベトナム」を表わすものでした。

 フランスは19世紀中ごろからベトナムを支配、植民地化します。その名残りがドンコイ通り周辺の、2つの尖塔のサイゴン大教会、オペラハウス、中央郵便局などの美しいコロニアル建築物に見ることができます。

▼みなさんは『Who is “胡志明“?』と訊かれたら答えられますか?答えは『ホーチミン』です。
 ホーチミン市内の公園には「こどもを抱くホーおじさん」の像があります。

 開高健はエッセイで「ベトナムの独立運動家グェン・アイ・クォック(阮愛国)とホー・チ・ミン(胡志明)は同一人物か?」と問題提起しています。グェン・アイ・クォックは、フランスからの独立運動の孤独な英雄として、ベトナムの人々に慕われた人だそうです。しかし、何回も亡くなったとして扱われました。ホー・チ・ミンもとても謎の多い人物で、第2次世界大戦後、突如現れグエン・アイ・クォック=ホー・チ・ミンとなってしまいましたが、背丈がちがうなど疑問も多く、同一人物かはわからないそうです。

ホー・チ・ミン
Ho Chi Minh 胡志明