ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン


       
食用ほうずき その五 

                        2020-9-19 記 岡本 詔一郎
                                       

   

所沢市の名産に

 こんな素晴らしいものは無いと思い、ところざわでは誰も育てたことが無い食用ほおずきに挑戦し、その顛末を当ホームページに投稿。あれから何年に!? 難しい野菜と分かり、匙投げていたら、種を蒔かないのに一杯目が出て育てて見ることにした。
 

難しかったこと

 歩留まりが悪い!なり花が一杯付き、実がなり、期待を持たせて置いて食べられる実になるのは何割かしかない。これでは農家が販売野菜として育てられない。昔から育てている野菜は実が生れば全て熟れる。しかも、収穫後食べるまで長持ちする。また、苞に包まれているので剥いて見ないと良い実かどうか分からない。
 

しかも

 熟れて一番の取り頃が、枝から落ちる直前が最も取り頃で美味しいと来ている。これでは収穫が大変!落ちたものを拾って収穫することになり、後の管理が大変!頻繁に畑に行き、収穫し、帰ってから、洗って良いのを選り分け、保存し大事に食べることになる。しかし、味は天下一品日本人好みの甘酸っぱい美味しさ、試食してもらうと確かに今まで食べたことが無い味で美味しいと言ってくれる。
 

作るのを諦めていたら

 今年突然、植えもしない、見たことがある芽があちこちに!しかも一斉に現れた。食用ほおずきは三種類あり、一番育て易い品種に挑戦していたがそれも手に負えず、昨年で止めていた。作ってくれ!育ててくれ!と言っているようで、出て来た苗は全て育てた。

ところが

 今年の異常気象の所為か、順調に実を付け、楽しみに育てた。植える場所も収穫時期が違うようにいろんな個所に植えた。一番なりが熟れ。試しに食べた時は懐かしかった。何とも言えない甘酸っぱい懐かしい味。喜びが込み上げて来た。問題はこれからと思っていたが、少しずつ収穫出来るようになり、スカスカの実も思ったより少なく助かった。

 

今では

 ミニトマトやオクラの収穫が二日に一回ペースがちょうど良いので、一緒に収穫している。歩留まりは依然として悪く、黄色く成ったものを取ろうとすると落ちてしまっており、収穫して、帰ってからの手間が大変。しかし、大量に採れるのでそれも楽しみになっている。洗って乾燥これが手間だった。しかし、洗うようなものは直ぐ中の実だけにして初めに食べることを思い付いた。枝に生っていたものはそのまま保存、助かる。女房も大好きで喜んでくれ、コロナで家に閉じ籠りがちな日が続いたが、助かった。出かける用事が出来て!

 

明日から九月

 暑さに弱く、最初に収穫しだしたものはもう成って居ない、大半のものはそろそろ全て収穫か終わり、枯れてしまう。しかし、日陰に植えて置いたものが多少は遅くまで収穫出来るかも! 今年のようだと菜園仲間に薦めることは出来そうだ。頑張った食用ほおずきに恩返しの為にも、来年もテント生え方式で育てようと思っている。
 

市の名産

 諦めた!しかし、来年も今年の様に収穫出来れば、ところざわ倶楽部のホームページの私のこの記事を読んで下さった方に、是非、試食していただこうと思っている。お声をお掛け下さい。苗が欲しい方には持参します。お待ちしています。

 

蛇足 2020.9.1  06:56

 ヨーロッパでは高級料理のトッピングとして使われているらしい

  ミューズの女性料理長に食用ほおずきを見せながら話したら「料理の実習を昔都内でやっていたころ、食用ほおずきを、剝かされた経験が有る。」と言っていた。

 さもありなん

   美味しくて、量も少なく、剥かないと傷んでいる可能性が有る、希少価値が有る

    珍しく高級感が!  何と言っても、この味は食べた人に

~喜びを・微笑みを~

追加 蛇足を書いたその日の朝のこと 2020.9.1

 雨が上がり、花の種を植えるため、畑へ

  食用ほおずきを知ってる人が現れ、試食用に差し上げた。 

お礼にとジュウスを一本頂いた。初めてのこと!

 

追加2 2020.9.19

 畑に行くと、テント生え第二弾の若々しいまだ一個も熟れていない苗、2本が見事に成長し、熟れるのを待っている感じに成っていた。実を数えると二本で50個ほどついている。寒さが来るので、熟れるかどうか?上手く行ったら、秋用の食用おほうずきが採れることになる。
大発見!