ところざわ倶楽部          投稿作品       エッセイ&オピニオン


   
     
「馬鹿丸出し(最終回)」   
                     
                             2021-2-22 記 岡本 詔一郎
                                       

   

木の葉が県展入選

 それから、購入した極楽窯でいろいろ試し焼きを繰り返し、念願の県展に入選した。作品は椋の葉を一枚焼き付けたお茶碗5個揃いだった。県展の審査員から、相当作ったのでしょと言われ、6個の中の5個と言えなかった。それからは3年ほど、より発展させた木の葉焼きを出品し、入選した。2年目は50センチほどの「枝付木の葉大鉢」、3年目は壺の周りに木の葉を焼き付ける「側面焼き付け壺」だった。側面焼き付けは、いろんな方から焼けないかと言われ、焼けないと拒んでいたが挑戦した。


“木の葉焼き”陶芸雑誌の特集に

 どこで嗅ぎ付けたのか、陶芸の季刊誌「陶遊」から電話で、木の葉天目茶碗の焼成の特集を組みたいから、取材にお伺いしたいと電話があり、快諾。そろそろ、幻の技法を公にしたいと思っていた矢先だったので!助かった。丸一日我が家に来られ、説明させられたり、写真を撮られたり、大掛かりだった。この記事は個展等作品展示の時に重宝に使っている。取材のお礼に木の葉の特集記事が載っている雑誌10冊頂いた。表紙に自分の木の葉大皿がなっていた。しかし、お礼金は無かった。ギブアンドテイクとのこと! 蛇足、取材の時に、女房を写真で登場させたのが功を奏し、その雑誌を大事にしてくれ助かっている。序に、お花の先生から「箔を付けて」と言われ、頑張って来て、ここまで来られた!とそのお礼を言いたがったが、もうその時は亡くなっていて、残念だった!


天狗に!

 今思えば、いろんなことが上手く行き、天狗!に生っていた時期がある。その時に、いろんなとこを手掛けている。やり過ぎか?顔面麻痺や帯状疱疹にもなっている。木の葉天目茶碗が売れそうな気がして、ところざわ駅の近くで、2回個展をやった。その時期はそんな時代だったのかもしれない。結構な値段を付けて、友人等に売りつけていたように思う。売り上げは市に寄付してしまった。そんな時期にホームページも開設した。15年前ぐらいから10年前までぐらいの時期である。最も脂がのっているころになる。その「陶芸の岡ちゃんのホームページ」が、今の暇な自分を楽しませてくれている。


蘇えったホームページ!

 10年ほど前に止めたホームページが今蘇った。ところざわ倶楽部広報部長の玉上さんのお陰で!どんな切っ掛けだったか思い出せないが、ところざわ倶楽部のホームページのリンク集にひょっとしたら載せて貰えるかも!アイデアが湧いて、玉上さんに電話したら、やって見ましょうとなり、半日潰してもらって、目出度く開けるようになった。ホームページを止めた時に、パソコン教室の先生に、また、見るかもわからないのでソフトを保存すると良いですよ!と言われ、自分のパソコンにアドレスを保存して置き、たまに、時々見ていた。あの当時、良くもこんなに、作ったものだと感心している。みなさん、ところざわ倶楽部のホームページの会員リンク集をクリックして見ていただけると有難いです。面白い内容が一杯です。中には当時私が入っていた市民大学13期と15期の市民大学の入学式・卒業式や文化祭の様子等も出ています。