私が持っている大切な雛人形は大正6年生まれの母が45年位前から少しずつ作ってくれた木目込み人形です。
6才年上の姉には立派な7段飾りの雛人形があり、毎年みんなで一緒に飾り楽しんでおりましたが、それはあくまで姉のお雛様でしたので、お嫁に行く時持って行きました。
母は私達を可哀想に思ったらしく、私と妹に雛人形を作ってくれました。
80才近くになってきた今 ゆっくりお雛様の顔を見ていると何だか優しい童女の様でほっこり癒されます。そして不思議なことに亡くなった両親、姉、妹との楽しい思い出も懐かしく脳裏に浮かびます。
日本には年間を通して いろいろな行事がありますが、女性のための「お雛祭り」はいつまでも続いて欲しい行事だと思っております。
12枚目の写真の男の子がお祭りの格好をしているお人形は、私が生まれた時、父が買ってくれたお人形です。
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