■ 日 時 2017年1月18日(水)
昨年2月9日の訪問に引き続き、今年も1月18日(水)に所沢南小学校を訪れました。数日前は各地で大雪の
報告があったばかりでしたが、この日はあたたかな晴天に恵まれ厚着をして行った私たちは一枚二枚と脱ぐことに
なりました。
初めに校長室に案内され、山本 直子校長先生と挨拶を交わしました。この時とても幸運な出来事がありました。
それは、1年生の生徒数名が校長室で、宿題を暗記した事柄を校長先生に発表することでした。校長先生が「今日
見えている皆さんに、発表を聞いていただく勇気はありますか?」と問われた生徒が「はい!」と即答しました。
暗記してきた内容は、1月は睦月、2月如月・・といった陰暦の呼び名を言って、全部正確に言えたら「合格」印
を押してもらうのです。すでに春の七草や十二支はクリヤーしているそうです。生徒は一人一人次から次と校長先
生の前で発表しました。並んだ数人ほどの生徒みんなが合格印をもらいました。微笑ましい情景を目にすることが
できました。
民話の語りの1回目は3年2組と3組、2回目は1組と4組でした。3年生の全生徒数は141名ということです。最初に「民話
の会」オリジナルソング 「民話はみんなの宝物」に合わせて踊りを披露して、子供たちにも手振りをまねてもらいました。立ち上
がって一緒に踊ってくれた子もいました。語りを終わってから担任の先生が「普段はおとなしい子が積極的に立ち上がって踊り出す
とは思ってもいなかったです」とおっしゃってました。そんな雰囲気を作れたことはとても嬉しいことでした。
民話の会の歌にあわせてふりをまねる生徒たち |
民話は「河童の詫び証文」と「弘法の三つ井戸」です。パワーポイントの画面を見たり、語り手を見たりして熱心に耳を傾けてく
れました。「むかしの所沢の風景」も興味深そうに聴いてくれました。佐藤美津子さんの質問「新しく知ったこと、驚いたこと、面
白かったことは何ですか?」の問いかけにも手を挙げて応えてくれました。一日分の井戸水を桶で運ぶおかあさんたちの苦労、ラジ
オが家庭になかったことなど驚いたことはいっぱいあったようです。ここ一週間で「所沢小学校」「ときめきサロン」「南小学校」
と3 回の「民話を語る会」の機会がありました。かわいい感想を聞くたびに元気が出ます。
嵐の「ふるさと」を歌ってくれました 真剣に話を聞いてくれました |
今回も民話の追加絵を描いてくださった田中建夫さんに、パワーポイント画面操作をお手伝いいただきました。貴
重なアドバイスもいただきました。次回に繋げてさらに語りに磨 きをかけていきましょう。子ども達の記憶の片隅
に「所沢の民話」が少しでも残 っていくことを願っています。「民話の会」の皆さん、2月は明峰小学校での「民
話を学ぶ会」ですね。生徒たちと楽しみましょう。
|