ところざわ倶楽部           活動報告             民話の会

特養老人ホーム「真和の森」訪問記
2017 3 14   記 薄井 文子

 

 
 今月は施設でインフルエンザの感染があり訪問が危ぶまれましたが、幸い収束に向かい予定通りに訪問することが

出来ました。施設内カフェ「花一輪」に車いすや介護士さんに手を引かれて15人ほど集まってくださいました。

お見舞いの方もご一緒に聞いていただきました。感染拡大を防ぐため外部との接触をお断りして以来、私たちが初

めての訪問者になりましたのでとても喜んで迎えてくれました。




     
「民話の会」語り部達



 今日のプログラムは歌「楽しいひな祭り」「七つの子」「花」「砂山」の4曲。所沢の民話「弘法の三つ井戸」

と初公開の「カヤ湯」、これは三つ井戸と同じように所沢が水ではとても不自由をしたお話です。この語りの前に

サークルソング「民話はみんなの宝物」の日本昔ばなしバージョンで踊りも披露しました。優しいしぐさの踊りな

ので、車いすに座ったまま皆さんが手や身体を揺らして気持ちよさそうに一緒にリズムに乗ってくださいました。


    

    皆さんと歌の時間          「民話はみんなの宝物」の歌と踊り



 この様子を見ていた施設の方がリクエストで最後にもう一度歌って踊ることになりました。身体を動かすことはと

ても有難く、これからもその都度踊ってほしいこと、手遊び歌も取り入れてくださいとのことでした。読み聞かせ

「みょうがやど」も加えて盛りだくさんになりました。


    

民話「カヤ湯」を語りました          「みょうがやど」を読みました



 今日の大きな発見はサークルソングが皆さんの心にとても心地よく届いたことでした。

 「いい歌ですね~」と褒めていただきました。私も改めてこの歌の心地良さを感じました。


 「聞いてくださるみなさんの喜びが私たちの喜び」という気持ちがさらに実感できたひとときでした。

 公演後にカフェで美味しいコーヒーとお菓子をご馳走になりました。


 回を重ねるごとに私たちも肩の力が抜けて、顔見知りも増えて訪問が楽しみになっています。入居者の代表から

「どうもありがとう」とあいさつをいただきました。


 お別れの時に、「また来てね」との声がありました。心よりうれしく思いました。

 「また来るね」