今日はとても暖かい日。年末から続いた、小学校「ふるさとを知る」授業のお手伝いも5校目、一区切りにふさわしい穏やかな日でした。
多目的室で、130人の児童、4クラスを一回での授業でした。
先生たちは気さくで時々顔をみせてくれる校長先生をはじめ、4、5人位。
驚いたことに、たまたま民生委員の方達が来訪していて、ライブが始まる前、挨拶に顔を見せてくれたことは大変有意義だったと思います。
今日のメンバーは仲山富夫、薄井文子、佐藤美津子、佐藤重松、森田愛子、新井智子、の6名です。
内容は、絵で見るところざわのむかし、弘法の三ツ井戸、カヤ湯、等です。
児童達は、かまどに興味をみせたり、「洗濯手伝ったことがある人?」の質問には大勢が手を上げたり、三ツ井戸の現在の写真には大勢が「知ってるー。」と歓声があがったり、所沢が以前は水が不便だったことがよく理解できた様子で、我々が来たことも報われた思いでした。ノリと反応のいい可愛い児童達でした。
上新井小学校三年生のみんな 「民話の会」語り部(いい笑顔)
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今回は、5校目の終了日、一旦区切りがついたので、会員の感想文を載せたいと思います。
〔薄井 文子〕
21日は日差しは暖かいものの強い風が吹いていました。
私は集合時間30分前に正門に到着。校庭を眺めていると、体育で「大縄跳び」の練習をしていました。うまい子、苦手な子、別々の縄で先生と支援員?が縄の両端を持ち、丁寧に指導していました。
今日の民話は、130人の3年生に1回の公演です。静に入場して、とてもきれいに体育座りで鑑賞してくれました。私は「弘法の三ツ井戸」は「めどっこ」役、セリフは覚えましたので子どもたちの顔を見て話しかけました。みんなの目と目が合って、とても興味深く聴いてくれていることがわかりました。
もう1つの作品は「カヤ湯」、回ごとに語り手が交代して、今日で4人目。1人ひとり持ち味を加えて、語り手としてとてもいい機会になりました。
「所沢の昔の風景」で昔の建物や生活を知り、2つの「水に困った所沢」の民話をきいて記憶に残る授業になったと思います。
明峰小学校では校長先生から「郷土を知って、ふる里所沢をもっと好きになってほしい」という思い、上新井小学校の校長先生は「3年生の忘れられない思い出になってくれると思う」という素敵なお言葉をいただきました。
〔仲山 富夫〕
5校(牛沼小学校・所沢小学校・南小学校・明峰小学校・上新井小学校)の三年生の「ふるさとを知る」授業を担当しました。今年で三年目でした。真剣な眼差しの子供たちに感動!感動!
「弘法の三ツ井戸」「カヤ湯」を一生懸命に語りました。いっしょに、民話の会のオリジナルソング「民話はみんなの宝物」を踊りながら歌ったね。思い出になるといいなぁ。
「民話の会」は、2月26日で6年目を迎えました。来期も小学生が待っていてくれるかなぁ。「がんばんべぇ(所沢語)!」
〔 森田 愛子〕上新井小学校
入会して早8ヶ月、不安の中皆さんに優しくご指導していただき発表の経験をさせてもらっています。民話の会の楽しさは、皆で話し合って作品をより良く発表できる事だと思います。
昔の民話にはとってもパワーがあるような気がします。子どもたちに伝わるよう頑張ります。
〔新井 智子〕
恒例行事になった感のある小学校民話ライブだが、私の中では他の場所のライブより圧倒的一番に緊張するし、価値が高いものです。大げさに言えば世の中、人の為になっているなー等と、興奮してしまうのです。他のも勿論全部大事ですよ。
本音は、児童が大好き、一緒にいられて本当に幸せというのが私の気持ちです。
〔佐藤重松〕 「こどもは国(世界)の宝もの」
ところざわ俱楽部の民話の会が、仲山代表を中心に市内の5つの小学校(3年生対象)で授業の一環として「所沢の民話」を公演。どの学校の子供たちもキラキラ目を輝かせて聴いてくれました。
少子化が進む日本にあって、未来を担う子供たちとの交流は、人生の夕暮れ時を迎えているオジサンに
とって、とても考えさせられることが多くありました。この子たちが“夢と希望”のもてる国とは?社会とは?どのようなものだろうか‼
国政や行政をはじめとして、大人たちは、ソーシャルアンクルとして、この子たちに胸を張れる日々の振舞いをしているだろうか・・・反省。
〔佐藤美津子〕 上新井小学校
四、五人の男の子が視聴覚室に、うれしそうな顔で、入ってきた。三年生の児童が次々来ました。クラス毎に並んだ。三年の主任の先生は一言の声をださずに、パントマイムで130名の児童を体育すわりにさせました。スゴイ!
ふるさと学習の時間の始まりです。
むかしの所沢 これは「かまど」土を固めて出来た。全員に「かまど」と復唱させました。ご飯を炊いたり、味そ汁を作るところ。「今は?」と問うと「電気がま」「ガス台」と子供たちはおどろきながら答えました。
昔は所沢は水が不便な所で、朝一番に近くの井戸まで「水汲み」をします。これは女の仕事でした。井戸から水を汲んだ桶で、家の水がめに入れる。五、六回往復すると、かめにいっぱいになります。大変な仕事でした。みんなは驚いていました。
「洗濯板」の写真では、以前の授業で実習していたので手で動作している子もいました。昔の「所沢学校」「駅」は木造作りでした。駅は人の乗り降りよりも荷物の輸送が主でした。えー、という感じで真剣に聞いていました。所沢の民話「弘法の三ツ井戸」も水の不便な所沢を弘法大師が水の出る所を杖でさぐり、たくさんの水が出た話も子供たちにとって驚きと感心した話でした。
最後にハイタッチで子供たちと別れました。中にはジャンケンをして教室を出た子どももいました。
良く学習してくれたという気持ちでいっぱいでした。満足です。
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